ゴムブーツって何？
(有)エスケー自動車 櫻井です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？
今回は皆様にお車への理解を少しでも深めてもらればと思い、こんなテーマでいきたいと思います。
『ゴムブーツ』
聞いた事ありますか？
お車には沢山のゴムパーツが使われています。
役割は色々で、ホースをはじめ、各部の漏れを防ぐパッキンやシール類、振動やショックを吸収するブッシュやマウント類、マフラーを釣っているマフラーバンドなんてのもあります。そうそう！タイヤなんかは代表例ですよね。
今回はその中のドライブシャフトブーツについてです。
実はブーツにも色々あります。ドライブシャフトブーツ、ラック＆ピニオンブーツ、ドラッグリンクのブーツ、各種ボールジョイントのブーツなどなど・・・。
このブーツが経年劣化で破れたりすると、車検（継続検査）に合格出来ません。
例えばこんな風に
（ドライブシャフトのアウターブーツ）
（タイロッドエンドブーツ）
（ロアアーム・ボールジョイントブーツ）
各種ブーツが経年劣化等で破れたりすると、デリケートな部位に水・泥やゴミなどが入ってガタや異音が起きたり、内部の潤滑油・グリースなどが外部へ流出し正常な作動が出来なくなったりと、様々なトラブルの原因になります。
（ドライブシャフトブーツ）
ドライブシャフトはエンジン・ミッションの動力をタイヤに伝える為、大きな負荷を受けながら回転しています。
このブーツは破れても、乗っていてすぐに異常を感じる事はあまりありません。
その為、破れると内部の潤滑剤（グリス）が徐々に外部へ飛び散ります。そしてグリスが減り、更に泥・砂等のゴミが可動部に入り込み、ガタや異音が出る様になりなす。
交差点などでハンドルをきって加速するときに『コトコトコト･･･』と鳴り→『カチカチ』→『バチバチ』と激しい音になって行きます。最悪、シャフトが回転出来ずにロック！（タイヤも当然回りません）！！
ここまでひどくなる前にダメになったブーツは交換しましょう。
(新品のドライブシャフトブーツ）
一度発生した異音ですが、早めに交換すればブーツ同梱のグリスで消える事もあります。消えない時は特殊な添加剤を入れる事でかなり解消されるとは思いますが余計に出費する事になりますよ。
何事も早めの処置が節約につながる事が多いのも事実ですね♪
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